2014年11月21日金曜日

Cambridge Startup Weekend ①

前から楽しみにしていたイベントがついに始まった!

54時間の中で、起業のアイデアをプレゼンし、チームを作り、最終日のプレゼンまでにビジネスモデル、事業計画、そして実際にMinimum Viable Product(検証に必要な最低限の機能を持った製品)まで完成させるというイベント。


Cambridge Startup Weekend



今回のイベントはFinTech(Finance×Technology)という業界にフォーカスしたもの。事前に最近注目されている企業だけ調べたがかなり盛り上がっている業界のようだ。ビジネスモデルは、銀行口座を持たない人々向けの決済機能や個人向け資産運用・会計管理等幅広い。先進国と途上国の両方でInnovationが起きている。例えば以下の会社達が注目を浴びている。


London's top 20 Fin-Tech start-ups




自分の参加目的は、1)1分間で自分の起業アイデアをオーディエンスの前でピッチするという新しい挑戦をすること、2)MBA以外の人たち(エンジニア、デザイナー)と一緒にビジネスを作り上げる経験をすること、3)その過程で自分のビジネスに役立つ知見を得ることの三つ。



<1日目スタート>

参加者は50人程度。その内MBAが15人ぐらいだろうか。ケンブリッジの学生だけでなく、BCGやGS勤務の人や社会人の人も多かった。


司会進行はHanadi Jabado(Director of Accelerate Cambridge, Cambridge Judge Business School)という起業経験のある女性が行ったが、とてもスムーズで構成も面白かった。

まず最初に、
  • いきなりHanadiから一人ひとりが思いついた言葉をホワイトボードに書くよう指示される。
  • それをHanadiが二人一組のチームに二つずつ割り当てる。
  • その後、突如「3分間でその二つの言葉からビジネスモデルと会社のロゴを考え1分間で発表するんだ!」という無茶振り!!笑


一瞬無理でしょ!?と思ったが意外と何とかなるもので、各グループ無事発表し、緊張をほぐす良いエクササイズになった。





<起業アイデアのピッチ開始>

ピッチしたい人がずらっと並び1分間プレゼンした。

ピッチは基本的に以下の流れでシンプルに。


Hi, I am [Name]

The problem I am solving is [Problem].
My solution is [Solution]
To do this, I need [Designer, Engineer, etc] .



少しでも1分を過ぎると、全員に大きな拍手で無理やり終了させられるという仕組みがまた面白い笑


MBAの同期と半日かけてつくりあげた起業アイデアを同期がピッチ!僕は練習のためにその場で思いついたアイデアを1分間ピッチした。

緊張して失敗したらどうしようという恐怖感もあったが、そんなん1年後誰も覚えてない!と言い聞かせてピッチしてみると、意外に楽しくテンションがあがる笑


 





<起業アイデアの売り込み>


次はそれぞれ自分のアイデアを参加者に投票してもらうべく根回しを行うSessionが開始!

これは日本人的には、「おーっ!そこまでやるのか」という感じで新鮮だった。










投票の結果、自分のアイデアと同期とのアイデアは4-5票で落選。



上位10個のアイデアが選ばれて、今度はチーム作りのために選ばれた人たちによる再度オーディエンスへの売り込み開始。








<チーム確定>


上位10人の内、チームが集まらずに4人は自分のアイデアを断念して他のチームに参加もしくは棄権。

最終的に6チームとなった。

自分は「Localvest (中小企業が社債を発行するプラットフォーム)」という案が気に入った。


自分の前職の知識が役立つし、Small businessの資金調達を助けるソーシャルビジネスという側面も自分の志に近い部分が良かった。

しかし、チーム内にMBA生が多かったので、知らない人達とチームを作る経験を得るため、思い切って人数が最も少ない「SkillBull(個人同士がスキルを仮想通貨で交換するプラットフォーム)」のチームに加わることに!


この時点で夜10時。




<チームメンバーとの作業開始>


各チーム個室が与えられた。

チームメンバーと自己紹介をしながらビジネスモデルや今後の進め方(タイムスケジュール、役割分担)を議論。
深夜1時近くなった頃、明日9時にJudge Business Schoolに集合する約束をして解散。
翌日へ続く。








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