2014年9月16日火曜日

TOEFL 勉強法 - Listening

 Listening

TOEFLのリスニングは、大学生活で必要なリスニング能力を測るテストであり、内容も学術的で高度な内容が多い。一つあたり4-5分の問題が流れるのをメモを取りながら聞かなければいけない。例えば、大学教授のレクチャー、学生と教授の会話等の内容が問題となる。

リスニング能力を上げるのに何が必要かと言うと、個人的には以下の通りだと思っている。

1.英語に触れる時間を持つ(集中して聞く時間)
2.問題を解いて本番の形式や内容に慣れる
3.Reading & 単語力を上げる(読んで理解出来ないことを聞き取るのは難しい)


12に対して自分がしてきたこと勉強法を記載しようと思う。3.Readingの勉強法を参照していただきたい。


1.英語に触れる

■Audio Book

個人的に一番役立ったと思っているのがAudio Book。人生やビジネスに必要な知識を得ながら英語を学び、リスニング能力を向上させることが出来るし、それを隙間時間を使って出来るので重宝した。社会人になってから英語力の維持向上に使っていた。

リスニング力に自信のない方は日本語版を読んでから、英語版Audio Bookを購入すると分かりやすくて良いと思う。

ポイントは一度だけでなく何度も同じ内容を聞くこと。内容が完璧に理解出来るようになったら、2倍速でシャドウイング出来るようになるまで練習する。後述するNHK語学プレーヤーで倍速で聞くためにAudio bookItuneではなくCDで購入することも重要。

僕が聞いていた本でとても気に入ったのは以下の通り。これらは自己啓発、ビジネス系でMBAにも実生活にも役立つもので今後も時間を見つけて聞きたいと思っている。

 

The Willpower Instinct (Your Coach in a Box) 

邦訳は「スタンフォードの自分を変える教室」です。これはMBAにかかわらず何かを成し遂げようとしている方全てにおすすめしたい本。日本語のタイトルのせいでチープな大学名だけで売っている本のように見えるけれど、中身は非常に実践的。自己の目標を達成するためにいかに強い意志を持ち続けるかが解説されている。脳科学、心理学、神経学の最新の研究結果を引用しながら展開するのでTOEFLGMATにも役立つ単語が散りばめられているのも魅力的。


 

 

Mindset

成長する人と成長しない人の違いをMind setの観点から解き明かし、常にGrowth mindsetを持つことの重要性を説く本。受験勉強に疲れたて妥協しそうになったり、新しい環境で不安になった時に読むと一歩前に進める本。


 

 

 

 

Visionary Company

日本でもベストセラーとなった本。ビジネスパーソンであれば読んで損はないと思う。日本企業も題材となっており歴史の勉強にもなる。


 

 

 

The Goal: A Process of Ongoing Improvement

少し古いですが日本でも話題になった小説。 機械メーカーの工場長の業務改善プロセスを主題にした小説で、家庭問題や従業員との問題なども絡んでおり面白い。


 

Freakonomics Rev Ed Unabridged CD

様々な事象を経済学的な観点で新しい切り口で説明している本。相撲も題材にされている。アメリカで400万部のベストセラーとなった本だけあって内容は非常に面白かった。また、経済に関する英語も学べる。



Outliers

成功している人々の法則について研究した本。成功とは何かについて新しい視点を与えてくれて単純に面白い。







NPR (National Public Radio)
楽しんでリスニングをしたい方にお勧めがこのNPRというAmericaの非営利・公共のラジオネットワーク。携帯にアプリをダウンロードして通勤や外出時の移動時間、家出食事をする際に流していた。特にFresh airという番組で科学者、ジャーナリスト、映画監督などの著名人をゲストに呼んでTerry Grossがロングインタビューをする番組が個人的にはとても気に入っていた。
会社からの帰りはあえて電車に乗らず、気に入ったインタビューを繰り返し聞いてシャドウイングしながら歩いて帰ったりしていた。(見知らぬ通行人からの白い目は完全無視することがコツですw)





2.本番の形式に慣れる

TOEFL TEST対策iBTリスニング
とにかく内容が難しいのがこのテキスト。問題の内容もそうだが、リスニング問題の時間がとにかく長い。一問10分近いものもある。
個人的におすすめするのは、リスニングで20点台前半を出せるようになってから一通り取り組むこと。そして、この本を一通り解いた後、内容が完璧に聞き取れるようになるまで繰り返しCDを聞くことをおすすめする。どの問題もだいたい50-70点しか取れなかったけれど、テキストの内容を理解してからは本番では28-29点が出るようになった。



TOEFL Official Guide:
Link: http://store.ets.org/store/ets/DisplayCategoryProductListPage/categoryID.3552000

TOEFL受験の後半で一度だけ使用しただけだが、もっと早く知りたかった教材。本番に一番近い形で新しい問題を解くことが出来るので、前述のテキストの問題を覚えてしまい、新しい問題を解きたい時におすすめ。



3.その他のTips

NHK語学プレーヤー
携帯に取り込んだ音楽を0.5倍速から3倍速まで調整して流せる無料アプリ。Audio bookやリスニングテキストのCDを同プレーヤーで2倍から2.5倍にして聞いていた。最初は分からなくても、ずっと聞いていると3倍速でも聞き取れるようになってくる。

自分はTOEFLテストの当日、会場に到着するまでを3倍速リスニングで過ごしていた。そうすると本番のリスニング問題のスピードがとても遅く感じて落ち着いてメモを取れるように感じた。

普段から2倍速でシャドウイングを行い、気力がある時は3倍速で聞いていると英語処理能力が高まるので良いと思う。

また、TOEFL単語3800についても同プレーヤーで3倍速で流すことで、ほぼ毎日朝食を取りながらレベル3とレベル4を復習していた。




参考情報
正直自分の場合、リスニング能力は、大学2年次に交換留学でカリフォルニアにいったことで大きく伸びたことが大きい。その後もAudio book等で勉強を続けた結果、本番の形式に慣れて単語力を強化すれば、20点台後半をスコアできる実力が既にあったように思う。

そこで参考までに留学時代のことを思い出して英語力の向上に必要な時間について記載してみた。
TOEFLのスコアは覚えておらず、帰国後すぐ受験していないのでTOEICのスコアについて書くことにする。

アメリカ留学前のTOEICスコア:580点(ぐらい)
アメリカ留学後のスコア:955



振り返ると実質10ヶ月の留学中は、毎日英語に必ず触れていた訳ではなかった。授業でかなりの集中力でリスニングをしていたが、友達と過ごした時間となると難しい。最初の数ヶ月は授業以外は図書館で勉強する日々が続いていたし、誰とも話さない日もあった。休みは一人旅をしたり日本人の友人とメキシコに行っていたことを考えると、1日平均1時間も無かった気がする。

多めに見積もっても確かこんな感じだろうか。

平日は授業で英語のシャワー:4時間/日
授業以外:1時間

合計:4時間*160(授業のある期間を平日20日で8ヶ月とした)+1時間*240 = 880時間


1000時間ヒアリングすると英語が聞ける、喋れるようになるとよく言われているがそれと平仄が合っている。

社会人が一日3時間リスニングをしたとして、9ヶ月で900時間。これぐらいコミット出来れば日本にいてもリスニング能力をある程度伸ばすことは可能と考えられる。

また、アゴスのホームページでは100点突破には700時間の勉強が必要と書いてある。TOEFLのスコアメイクに必要なリスニング能力に限れば1000時間も要らないということかもしれない。

これから勉強を始める方には、ぜひともThe Willpower Instinctで意志力を保つ方法を学び、数百時間の道のりを乗り越えて欲しいと思う。





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